雑誌「世界」申し入れ

岩波書店雑誌「世界」の木村草太氏の文章につき、以下の通り申し入れましたが、岩波書店は3月23日付で反論の申し入れを拒否しました。以下

雑誌「世界」編集長 堀 由貴子 様

ご連絡

2023年3月22日

宗像 充(むなかたみつる)
【共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会】
〒399-3502 長野県下伊那郡大鹿村大河原2208

お世話になります。共同親権訴訟原告でライターの宗像です。
世界4月号の木村草太氏の文章について、共同親権訴訟の原告代表として反論を書かせてほしく連絡しました。
 木村氏の文章は、子どもと引き離された親に対して、「問題のある別居親だからだ」という週刊金曜日はじめ、一連の共同親権反対運動のキャンペーンに沿ったものの焼き直しです。
 司法の現状や法運用の実際について、手続きをとれば子どもに会えるかのような、事実に基づかない記述があるだけでなく、憲法の男女平等規定に訴えて、子どもとの関係を絶たれた本件訴訟と日本国憲法への挑戦と当会は受け止めています。

手続きがあるので会えているというなら、本訴訟の原告は木村氏に言わせればみんな加害者です。もちろん木村氏の論考は訴訟妨害にほかなりません。そもそも強制型の共同親権など、木村氏の発明で誰もそんな主張はしていません。
 編集部は、日本国憲法が採用された際、応急措置法において、婚姻内外問わず共同親権が半年間採用された事実を知っているのでしょうか。
 当たり前ですが、以前世界でもこの件についてルポが掲載されていますので、その内容の是非については、本来ならむしろ世界編集部が実態を調査することではないでしょうか。
 当会は子どもに会えない親も、子どもの面倒を一人で見る親も男女問わずともに制度の被害者だという立場です。木村氏の主張は、もっぱら男性側を加害者として男女の対立を煽る古典的な議論ですが、そのことで当会はじめ当事者はひどく救いのない状況に陥り、当会にも困った同居親から相談が寄せられることもあります。
 あまりに無責任すぎるので、反論を同じ程度の分量で書かせてください。可能なら原告団を代表して宗像が書きます。
 お返事と誠実な回答をお待ちしています。よろしくお願いします。

お知らせ

次の記事

諏訪 ★ 共同親権実践セミナー2023