メルマガ共同親権59「決まったこと以外は子どもに会っていけないのか?」

□■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□
□■   メルマガ共同親権59(通497)
□■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

「パパかママか」から「パパもママも」へ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 共同親権と親子引き離しについての情報を発信します。2020.8.30
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
//////////////////////////////_/

■今号のトピックス
1 9月のお茶の水共同親権カフェ(ミニ学習会)、相談会
2 決まったこと以外は子どもに会っていけないのか?
3 神戸新聞 養育費ビジネス化に懸念 編集委員・小西隆久
4 DV撤回!被害防止交渉国賠、上告
5 ダンの子育て日記 その6「祖母の他界」
6 報道いろいろ

//////////////////////////////_/

週刊金曜日を「買ってはいけない」
→http://kyodosinken.com/2018/10/04/hubaikinyobi/

法務省宛署名はこちら! 現在270人(国賠訴訟で国に出します)
http://chng.it/T79yXhzL

9月の共同親権ホットラインは18(金)19:00~20:30
┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫1 9月のお茶の水共同親権カフェ(ミニ学習会)、相談会
┗┛┻───────────────────────────―

各回空きあります。

9月のお茶の水共同親権カフェ(ミニ学習会)、相談会

【日時】2020年9月12日(土)
【場所】全労会館(東京都文京区湯島2-4-4、JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口徒歩8分)
http://www.zenrouren-kaikan.jp/kaigi.html#08
【進行・応談】宗像 充
(ライター。共同親権訴訟原告、 『子どもに会いたい親のためのハンドブック』著者)
<相談会>303会議室
13:00~17:00【相談料】50分3000円【応談】宗像 充
*要予約4名まで。2日前までに予約してください

<共同親権カフェ>304、305会議室
ミニ学習会「どうする? 新型コロナと別居親子の関係」
18:00~20:30
【参加費】1500円(進める会会員は1000円)
*要予約。12名まで 

(ミニ学習会)
新型コロナの感染拡大と親子関係をテーマに話し合います。
外出や県外への移動に支障が出ています。裁判所の業務も滞る中、家族関係についてどうしたらいいかいっしょに考えます。
「共同親権カフェ」は子どもと離れて暮らす親、別れても共同での子育てがしたい方などが、毎月、互いに気持ちや事情を話して支え合い、知恵を出し合う場です。
会員でなくても参加できます!

主催 おおしか家族相談 協賛 共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会

(予約先)TEL0265-39-2116(共同親権運動) メールmunakatami@k-kokubai.jp
URL https://munakatami.com/category/family/

┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫2 決まったこと以外は子どもに会っていけないのか?
┗┛┻───────────────────────────―

おおしか家族相談
https://munakatami.com/family/kimattakoto/

決まったこと以外は子どもに会っていけないのか?

こういった質問を受けることがままある。
裁判所に面会交流を申し立てると、月に1度2~3時間という決定が出されたりすることがあり、あまりに頻度や時間が少ないので疑問が出やすい。また調停委員も、「監護者の同意なく子どもには会えない」と平気で言う人がいる。実はぼくもつい先日の調停でそう言われた。

面会交流とは何か?

取り決めがなければこういった疑問が湧く余地もない。何しろ「親が子どもに会うだけのこと」を制約する法律はどこにもない。ぼくも「そんな法律ないよ」と調停委員に言った。
民法766条は、離婚後の子の監護については協議で決め、協議ができないときは裁判所が決めるという規定だ。2011年に「面会交流」と養育費についての規定が付け加えられた。それ以前は、「子の監護をすべき者その他監護について必要な事項は、その協議で定める」だけだった。
当時、榊原富士子弁護士が、この規定をもとに、単独親権においても共同監護は否定されていないと主張していた。裁判所は、親権と監護権は一体であると見るほうが楽なので、面会交流を監護とは認めない傾向が強く、したがって、月に一度2時間程度の、監護とは言い難い頻度の決定を出しがちだ(実際には、月に1回3時間以内という、FPICの支援基準に沿っているだけ)。
しかし、2011年の改正において、「この場合においては、子の利益を最も優先して考慮しなければならない。」と付け加えられたように、子どものためには面会交流がよいという趣旨の法改正だから、面会交流は「別居親の養育時間」としての監護(「身の回りの世話」程度の意味の法律用語)と呼ぶほうが、法解釈としては素直だ。(略)

┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫3 神戸新聞 養育費ビジネス化に懸念 編集委員・小西隆久
┗┛┻───────────────────────────―

明石市も「小さな一歩」の協力自治体だけどね。

■神戸新聞2020/08/10
養育費ビジネス化に懸念 編集委員・小西隆久
https://www.kobe-np.co.jp/column/hibi/202008/0013589926.shtml?fbclid=IwAR3COQSox2E0b0qO1b2EwXYxmO0Ll9bcpCpWIm?_WLlunI54PYIOqUuMEI

 明石市が7月、自治体として初めて、不払いになっている養育費を立て替える取り組みを始めた。上限5万円、わずか1カ月分だけだが、国に先駆けて踏み出した一歩は大きい。
かたや、インターネット衣料品通販大手のZOZO(ゾゾ)の創業者前沢友作氏が設立した新会社の「養育費あんしん受取りサービス」はどうか。不払いの養育費を立て替えるまでは同じ。大きく異なるのは、毎月の養育費の15%、1年分を一括して受け取る場合は25%という保証料が必要になることだ。
明石市の泉房穂市長は先日、養育費保証をうたう民間ビジネスが少しずつ増えている現状を「不払いの解消は、ひとり親家庭の子どもの貧困をなくすため。子どもが受け取る養育費が保証料などで目減りするのは趣旨に反する」と訴えた。(略)

┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫4 DV撤回!被害防止交渉国賠、上告
┗┛┻───────────────────────────―

青森県警黒石署による、不当なDV認定、被害防止交渉による民事介入事件に対し、秋田高裁への抗告が棄却された佐久間さんは、9月5日(土)に最高裁判所に 上告した。

┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫5 ダンの子育て日記 その6「祖母の他界」
┗┛┻───────────────────────────―

ダンさんは、共同親権ニュースドットコムに、片親親権であまり人に共有されない悩みをレポートします。その6回目です。
子どもとは月に2度会っている状況ですが、現在の社会の側の偏見の中、さまざまに親子関係で気になる点があります。今回は、ダンさんの祖母の他界に際して、子どもとの関係がどうだったのかを報告します。

┏┏┳────────────────────────────
┣☆┫6 報道いろいろ
┗┛┻───────────────────────────―

■ヤフーニュース9/4(金) 8:50
田中俊英 | 一般社団法人officeドーナツトーク代表
離婚時、悲劇の5段階
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakatoshihide/20200904-00196581/

基本的人権と、監護の継続性
離婚時、「単独親権」システムを明治の近代化より延々採用する我が国では、両親のいずれかのみ子どもと同居できる。この、子どもと同居できるかどうかの判断の基準となるのが、親が子どもとずっと同居していた実績、法的には「監護の継続性」と呼ばれる実態だ。(略)

■現代ビジネス9/4(金) 7:31配信
話し合いできなかった…離婚した45歳女性が悔やむ17年間の夫婦関係
https://news.yahoo.co.jp/articles/201cce1fd260a9ff58d02b823865f97e2217b87c?page=1

 離婚したくなかった。夫と子どもの家族3人で、ずっと暮らしていきたかった。しかし、相手から離婚を望まれれば、どうにもならない。粘って籍を抜かないという手もあったのだろうが、池田多美子さん(仮名・45歳)は、これ以上、子どもを傷つけないために身を引いた。(略)

■女子SPA!8/30(日) 15:48配信
乙武洋匡さんの子供たちが面会にノー?離婚した両親を子はどう見ているか
https://news.yahoo.co.jp/articles/93b6c9a02e32ce47dca251a106d87959ac689555?page=1

===== ===== ===== =====

弁護士ドットコム9/6(日) 10:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8db96549ff1c0eac16b14c851ed30e9efe949e2

読み方注意! 「離婚したのはママのせい」子どもに悪口を吹き込む元夫をなんとかしたい!

この浮田弁護士の発言に呆れたのですが、子どもの前で相手の悪口を言う親は同居、別居に限らずたくさんいますし、別居親の中にも、言われて相当いやな思いをしたことがある人は多くいます。

しかし、別居親は、それを裁判所に訴えてもまともにとりあわれませんし、同居中の夫婦の場合であっても多く同じです。
親の悪口を言うのは、親でも他人でも子どもに悪影響があるのは当たり前です。しかし、それを引き離しという半永久的な解決で決着をつけてしまえばよいという発想は、他方親の権利を無視しており、アドバイス自体が人権侵害です。こういった記事をのっけるということ自体、編集部内で議論にならなかったのでしょうか。

ここでいう「子ども」は両親の子であって、一般的な意味での子どもを前提に「子どもの福祉」を論じて片親引き離しを仕向けることは、子どもの権利の侵害でもあります。

子どもから見れば、両方から悪口を言われない形で両親間を行き来できるのに越したことがないのはあたりまえです。

片親が悪口を言うのは、支援が足りないからでしょう。
法律家のアドバイスだけでは解決しませんし、むしろ関係が悪化します。
児童虐待には、同居親へのサポートが行政から進められたりもしますが、別居親の場合には、引き離せというのは、親権差別や性差別です。

法的な解決には限界があるので、修復的な支援を目指す支援団体に相談してください、という回答がなされてもしかるべきだと思います。この記事については、弁護士ドットコムに記事の削除と対抗言論を求めました。

弁護士ドットコムへの意見はこちらから
https://corporate.bengo4.com/contact/

===== ===== ===== =====

家庭を壊したほうが子どもに会いたいというのは虫がいい、という従来の価値観の記事です。
芸能人の不倫をメディアも売り物にしてきたわけですから、それで子どもが傷ついたとかいうのも説得力に欠けますが、批判を受けるのを前提に調停を申し立てた行為は、今時、むしろ褒めるところです。
何しろ、「彼には裏切られたけど、あなたたちのお父さんだから会ってきなさい」と子どもたちに言う親はいますし、不倫関係の末に再婚して親権者になった夫婦が、子どもを引き離すなんて事例はいまどき珍しくないですから。

■デイリー新潮9/4(金) 10:56配信
乙武洋匡氏、面会交流を求めるも“決裂”の理由 元家族の苦しみとは
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1c560c16054db623c0de16cc1924c572c5ab78b?page=1

【現在の登録者数1,321】実子誘拐、親子引き離しの違法化を


調停委員に「会わせたいんですか」と元妻に聞いてもらった。
「子どもが会いたいなら」、といういつもの答え。
いや、だったらなんで約束守らない側が引き離し調停起こすの?(宗像)