第7回口頭弁論レポート、第4準備書面ほか

まず書面の確認をいたしました、準備書面4,準備書面3訂正書の陳述、甲47~60号証の提出・調べが行われました。

これを踏まえ、被告国が反論をするということで、いろいろ日程調整をしながら、令和4年5月23日提出期限、次回期日は、令和4年6月9日14時から806号法廷ということになりました。
期日自体は上記の流れでシンプルに短時間で終了した次第です。
今回希望していた原告の方1名による意見陳述については実現できませんでした。裁判長より、事前に、丁寧に説明いただいたという経緯もございました。そもそも、原告による意見陳述は裁判所の訴訟指揮の一環で認められるものという形式的な面もありますが、実質的な機能としても、訴訟の序盤で、訴えの真意などのイメージを共有するために行われることがあること、今は、中盤に差し掛かり、法律的な争点整理の議論をしていること、終盤によくある尋問手続き等、原告の意見を伝えられる機会が否定されるわけではないというように説明いただいておりました。
このことから、提訴から2年を過ぎて、3年目となるこの共同親権国賠訴訟が、今、「中盤」にあることがわかりました。
今回、被告国の反論があるのかどうかわからずに期日に臨んだところ、当然のように、反論を予定とするというものでしたので、受け入れながら、期日の調整となりました。この先の進行についてはっきりとはわかりませんが、研究者の方による証人尋問等実現できるよう、引き続き準備をしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。(2022.2.19古賀礼子弁護士)